会社を辞めたのは、 37歳が初めてではありません。
27歳の時、 一度、勢いだけで会社を飛び出しています。
現場監督として働きながら、 一級建築士の資格取得と、 ネットワークビジネスに賭けたい気持ちが膨らんでいました。
でも、安定した会社を辞めて、 先の見えない挑戦に踏み出せば、 生活の土台を失うかもしれない。
あの時、私の前にあった選択肢は三つでした。
- このまま会社に残り、資格だけ地道に狙う
- 思い切って退職し、資格とネットワークビジネスの両方に時間を使う
- 転職先を先に決めてから辞める
選んだのは、2でした。
まだ何も定まっていない状態で、 会社を飛び出しました。 若さゆえの勢いだったと思います。
結果として、 一級建築士試験合格には届かず、 ネットワークビジネスも長くは続きませんでした。

それから10年。
37歳の私は、 もう一度、会社を辞めるかどうかの前に立っていました。
今度は、建築の世界そのものを離れ、 鍼灸師になるという道です。 子どもは二人。 27歳の時とは、背負っているものが違いました。
今度こそ家族を守れる決断にしたい。 でも、動き出す前に何も決めずにいたら、 また同じ失敗を繰り返しかねない。
選択肢は、また三つありました。
- 今すぐ勢いで動く
- 迷いが晴れるまで、何年でも待つ
- もしダメなら戻れるだけの実力をつけてから動くと、先に決める
選んだのは、3でした。
27歳の時のように、 勢いだけで動いて何も残らなかった経験があったからこそ、 今度は「戻れる基準」を先に決めました。
これが、 後に家族へ説明する時の土台にもなりました。

27歳の失敗は、 その時は、ただの失敗でした。
でも10年後、 その失敗が、次の判断の物差しになっていました。
判断は、一度で終わるものではありません。 一つの判断が、次の判断を変えていくのだと思います。
自分に返してみる問い
「もしダメだったら」と考えたとき、 ここまでなら戻れるという基準を、 あなたは自分の言葉で言えますか?
この話は、 私が37歳で会社を辞め、鍼灸師へ転身するまでに 自分に問いかけた「40の自問自答」の一つです。
よければ、コメントで教えてください。
- この話の中で、自分に一番近かった場面はどこですか
- 自分では考えていなかったことはありましたか
- 今、一番知りたいことは何ですか
次回は、 妻に反対されても、押し切らなかった理由を書きます。
この経験の続きをまとめています
ここで書いたのは、私が会社を辞め、別の仕事へ進むまでに迷った一場面です。
実際にはこの前後にも、家族、収入、資格、転職、将来のことなど、何度も立ち止まって考えました。
そのとき私が何を考え、何を選び、その後どうなったのかを「40の自問自答」としてまとめています。
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