
鍼灸師への転身を考え始めた頃、 妻は賛成していませんでした。
それどころか、 本心を見抜かれていました。
会社から期待されると、 責任から逃れるように次の会社を探す。 そんな私の癖を、 妻は一番近くで見ていたからです。
ここで強引に押し通せば、 信頼を失いかねない。 かといって計画を引っ込めれば、 自分を偽ることになる。
その板挟みの中で、 私の前にあった選択肢は三つでした。
- 反対されても、自分の考えは曲げない
- 妻の機嫌をうかがい、家族を失うことを恐れて計画を中止する
- 反発されると分かっていても、時間をかけて「こうしたい」「ああしたい」と小さなことを言い続ける
選んだのは、3でした。

無理には進めませんでした。
守るものがあるから。 守るためには、一緒に居続けなければならない。 それが、目標を目指す理由でもあったからです。
ことあるごとに、 愚痴ともいえないような会話を交わし続けました。
今振り返ると、 その何気ない会話が、 気づかないうちに 妻との「共有」になっていたのだと思います。
妻の反対を、どう乗り越えたのか。
一度に押し切るのではなく、 時間をかけて、 相手が消化する時間を渡したこと。
遠回りに見えて、 それが結果的に一番の近道でした。
自分に返してみる問い
反対されたとき、 「反対された」という事実だけでなく、 相手が何を心配しているのかまで、 あなたは聞けていますか?
この話は、 私が37歳で会社を辞め、鍼灸師へ転身するまでに 自分に問いかけた「40の自問自答」の一つです。
よければ、コメントで教えてください。
- この話の中で、自分に一番近かった場面はどこですか
- 自分では考えていなかったことはありましたか
- 今、一番知りたいことは何ですか
次回は、 週に5日、子どもの寝顔しか見られなかった頃のことを書きます。
この経験の続きをまとめています
ここで書いたのは、私が会社を辞め、別の仕事へ進むまでに迷った一場面です。
実際にはこの前後にも、家族、収入、資格、転職、将来のことなど、何度も立ち止まって考えました。
そのとき私が何を考え、何を選び、その後どうなったのかを「40の自問自答」としてまとめています。
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