障がい者グループホームでのトラブルとは・・・/開業時編

トラブル解消の話し合い

開業前のトラブルは絶対に避けたいと思いますよね。でもトラブルと思えばトラブルになってしまうものです。絶対にこけるわけにはいかないと思うと打つ手が切羽詰まって顔に出るものです。僕は嫁に顔が変わってきていると言われてしまいました。読者の皆さんは僕のようになってほしくないので少し書いてみたいと思います。僕自身まだまだ未熟ですがこれから前を向くためにも見てほしいと思います。

このように思っている人に読んでほしい
  • なんか知らないけど行政に行くと緊張してしまう。
  • せっかく物件を見つけたのに近隣の方に挨拶するのはつらく感じる。
  • なぜ物件が見つからないのか?空き物件は多くあると聞いていたのに!!

行政のプレッシャーに気を付けろ。

以前にも書きましたが行政は絶対に責任を取ろうとしません。もう少し言うと開業後のどのようなトラブルも乗り越える覚悟を見ているのではとさえ思ってしまいます。ちょっとよく言いすぎですね。要はすぐあきらめてやめるような人は今の段階で振り落とそうと圧迫面接しているのかもしれません。だってグループホームを開業しようと考えているのは現在すでにプロとして活躍している他のサービス事業所も申請してくるからです。だから僕の場合は言葉にとげとげ感や睨まれている感を感じてしまいました。僕が全くの素人と見抜かれているかもしれませんね。でも指定申請書類が間違っていなければ通さないといけないのは行政なので素人であろうが玄人であろうが一緒です。一番の負担はどの世界でも結局一緒で疑心暗鬼になる心だと思います。行政は敵ではなくこの先も僕の事業所を指導してくれるところだと思えば意外とすんなりとお付き合いができます。敵ではない証拠に僕の経験では実際に消費税が10%に上がった時には「消費税が上がったけど家賃を上げなくていいの?」と親切に連絡してきてくれました。開業後には素直にわからないですと言えばいろいろと教えていただけますよ。

近隣の人や貸主はボランティアではないのであなたを受け入れたいと思っていません。

行政からも事前協議の時から大家さんや近隣対策についてよく話し合ってと言われました。コンサルタントからもこの辺りは注意していろいろアドバイスしていただけていると思います。近隣対策といっても物件の立地条件で変わってくると思います。例えば市営住宅の2戸続きや住宅街での一戸建てまたは田舎の離れた戸建て住宅でも全然違いますよね。僕の時は閑静な住宅街の一戸建て住宅でした。調べてみると大きな住宅街の中に何件も障がい者グループホームがありました。それも何丁目もあるのに限られた範囲内だけでした。なぜかというとそこ以外の場所は反対運動が盛んだったからです。普通だったらライバルが多くいるところは避けますが僕はその前に見つけた物件で反対運動にあってあきらめた経緯があったので早速手付を売って押さえました。近隣対策で有利だと思ったからです。それでも近所の方や自治会の方に挨拶に行った時には結構根掘り葉掘り聞かれました。特に小さいお子さんがおられる方には注意を促されました。ニュースでもよく言われるのは「犯人は心療内科にかかっており・・・」とよく出るのでそこはしっかりと説明したのを覚えています。近隣対策の感想はやはりよくわかっていない方がほんとに多いと思います。でも丁寧に説明すればわかってくれると思います。今も近所の方を見つけるとしっかりとご挨拶しています。多分それが秘訣かもしれないですね。

急いでるのはわかりますが不動産屋には弱みは見せないほうがいいですよ。

開業するための絶対条件が多いのはわかりますが物件がないと絶対だめですよね。そうするとパソコンの前でイライラしてきますよね。早く指定をもらわないと営業もできないし融資の返済もあるし時間が無限にあるわけでもないので焦るのは僕にも経験があります。しかし不動産屋に資料請求して探してもらって見つけてもらった物件は本当に条件に当てはまっていますか?僕の時には4DKの小さな古家で6帖4つで10帖ぐらいのDKと風呂トイレ洗面、軽が止めれる駐車場ありました。家賃はネットで6万円ほどでしたが事業契約ということで12万円でしか契約しませんと言われました。消費税にしても完全に足元を見てきた業者がいます。あまり不動産屋に弱みを見せないほうがいいですね。他の物件では部屋の条件や駐車スペースもよかったのですが、すごく早く契約を迫られました。事業契約での家賃アップも辛抱できるほどだったし焦っていたのもあったので契約直前だったのですが近隣対策のため手付で数か月分支払うといったのですがすぐに本契約しないと認めないと言われました。すでに契約するつもりで近隣対策や行政書士にも動いてもらっていたのですが怪しいと思い調べてみると以前い障がい者グループホーム開業後に近隣住民の反対でダメになった物件だったことがわかりました。そんな物件ならゲンも悪いので話はなくなりましたが不動産屋の手のひら返しは激しかったです。すべての不動産屋がおかしいわけではないと思いますが契約前にしっかりと話をしておいた方がよいと思った事例でした。

まとめ

  • 行政にプレッシャーを感じているのは自分が焦っていると思って深呼吸してみましょう。
  • 近所の人はただ恐れていると思ってください。排斥しているわけだはありませんよ。挨拶が結局大事です。
  • 不動産屋も商売しています。こちらが上回っていくつもりで交渉しましょう。いろいろ見ていると物件は必ず出てきます。焦ると後々後悔するおそれがありますよ。
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