障がい者グループホーム始めるなら最初に決めておく事とは?

このような時代です。どんなチャンスもとりあえず調べてみてメリットが上回るならやってみようと思っている方は多いと思います。ではやりたいと思ったときに決めておくこととは何でしょうか?障がい者グループホーム経営に関わって若輩ですが2棟満床にできた僕が最初に決めておいた方がよかったと思うことをご紹介したいと思います。

社長の決断を促すトランプ
このように思っている方に読んでほしい。
  • やたらと良い開業条件がそろっているのは何か裏があるはずや!
  • こういうのってチャレンジしてから落とし穴があるはずや!
  • メリットはわかったけどデメリットを感じたときはどこで手を引くべきか?

裏はどんなものにもあるのはわかっているのですよね。

障がい者グループホーム経営に限って言えば障害をお持ちの方の日常生活(主に夜間)を支援する事業です。ボランティアが前提なら別ですが、事業と捉えて開業するならメリットデメリットがあるのはご存じですよね。その他すべての事業に裏があるならこの事業にもあります。ではどんなことが表で何が裏となるのでしょうか?コンサルタントが言うことすべてが本当の事でしょうか?そんなことはないと思います。先行者有利とコンサルタントはあおってきます。でも障がい者と言われている利用者さんは自分が障がい者だと知らない方もいますし知っていて自分の事をかまってくれないと自分を傷つける方もいます。それを職員が悪いと思わせる方もいます。よく「障害支援施設で職員が虐待」とニュースを見る機会があります。すべて職員が悪いのでしょうか?それとも利用者さんがわざとしているのでしょうか?一生懸命時間とお金をかけてようやく独り立ちした職員もいろんな事ですぐにやめていくこともあります。してはいけないことをした職員もどうしてよいかわからないことの方が多くあると思います。その時に経営責任者は前に出て利用者さんと向き合っていることを想像できているでしょうか?職員にしっかりとその状況での対応を指示できているでしょうか?経営責任者にとって「思ったほど利益が薄いな」や「すごく手間がかかるな」、「使える従業員がすくないな」と思うことは絶対あると言い切れます。そんな事業と思います。利益にならないから裏があるといううなら多分違うことをお勧めしたいと思います。

わかってからでは誰もどんな事にもチャレンジできないと思いますよ。

読者の皆さんは僕が言わなくてもわかっておられると思いますが周到に準備してから実際に進めるのといろいろあるが思い切ってやってみるのと結果違いがあるでしょうか?当然周到に準備してからのほうが計算が立つのでリスクを回避することも可能でしょうというのが僕の感想です。でもこの事業はっきり言ってわかりません。周到に準備できても開業してから地域の反対運動に合うことがあるかもしれません。すぐに2棟3頭と順調に数を増やせるかもしれません。でもどうなるかなんてはっきりとわかる人は少ないでしょう。現状でわかるのはチャレンジしても後悔していない僕がいてるということぐらいでしょうか。大変な出来事は今までたくさんあったと思います。急に職員がやめて何日も嫁に入ってもらったことも何日もありました。そのことで家族が大変なことになったのは言うまでもありません。給料も職員に思ったほど払えてないですし僕自身も雀の涙ほど(3万円/月)です。でも喜びもあったので後悔はありません。あの時に決断してよかったと今は思えます。

手を引けないからこそ決めておくべきことがあります。

確かに困っている方は本当にたくさんおられると思います。コンサルタントさんからもこの事業の優位性の説明はいやというほど聞かれたと思います。でもだからこそ開業する前に決めておくべきことがたくさんあると思います。男性専用棟か女性専用棟にすべきか?もそうだと思いますが今はあえて重い区分対応にするのか軽度区分対応にするのか?に焦点を当ててみたいと思います。はっきり言って重い区分対応のほうが極めて経営には有利になると思います。理由は対応しているところが少ないし親御さんも望んでおられる方も多いと思います。職員希望者も重い介助が必要とわかって応募されるので軽度の方のように精神的な負担が多いところに比べれば比較的に続けてくれると思います。でもどのような障がい者グループホームでもデメリットはあります。もし困った出来事があった場合に前もって決めておいた方針をやめると一から営業のやり方を変えたり信用を得ていた事業所からも不振に思われたりする恐れが出てくると思います。住宅街での一戸建て共同生活では支援の区分が重い方と支援区分の軽い方はハレーションが見受けられると考える相談支援専門員さんは多いと思います。そうなってくると満床が基本のこの事業では経営が難しくなってくる恐れが出てきます。なので方針の一つですが守っていけないと分かった時には遅かったと後悔しないようにしていくことが肝要だと思いますよ。

まとめ

  • 絶対になんでも自分ではできません。この事業こそ周りの方に助けられていると感じることができる事業です。
  • やると決めたなら絶対できます。儲かるとは言えませんがあなたが救える方が絶対います。
  • 利用者さんの人生を左右する立場になるのです。儲けることは悪いことではないですがブルーオーシャンは楽ではないと思ってください。
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